矯正歯科を活用するテクニック
うかつに抜いたり歯石を取ったりしない「歯が痛い、グラグラする」一見、歯周炎、がんがありました。非常にめずらしい、いわゆる歯槽膿漏のように見える、いのですが、間違って歯石を取ったり、歯を抜いたりすると大変なことになります。
このとき歯はゆれるために痛みますので、まずゆれないように処置します。歯肉からはぶつぶつとゴマ粒くらいの大きさの脂肪のようなものが出て、これを顕微鏡で調べると、がんが見つかりました。
エックス線を撮影しても、がんのような姿の像ではありません。歯周炎のような姿をしていてもがんのこともありますので、慎重に対処する必要があります。
何でもかんでも歯周炎というワンパターンの考え方をすることの危険性をお話しましょう。医療というのは慎重に正確に熟慮せねばならない例です。
歯が痛いと言って来られ、調べましたが、特に歯やアゴに関する異常が無かったケースがありました。歯の痛みが、歯に原因があるとは考えられなかったので、特に、歯の治療はしませんでした。
1年後、転居で遠くの町へ行かれました。1年半後、その町で、また歯が痛くなったので、近所で、歯石をとったそうです。
その途中、歯の痛みが強くなり、だんだんひどくなったので、その歯の神経までとってもらったということでした。急きょ、戻って来て受診されましたが、調べてみると、目の下方にがんが発生していました。
歯が痛い時、原因がはっきりしない場合に、歯石をとったりすると、アブナイことがあります。また、いきなり神経をとったり歯を抜いたりすると、思わぬことに遭遇することがあります。
上アゴや、鼻の奥の方の深い所や、目の下方のがんなどの手術で、上のアゴを含めて切除された方は、術後に入れ歯を入れて食事するようになります。これを顎補綴と言います。
この時の入れ歯も、かむ時に安定させるためには、ご自分の歯があった方が、より便利でしょう。この残った自分の歯にかけて安定させるのはワイヤータイプの、つまり針金タイプのものがよいでしょう。
この方が固い金属を歯の周囲に回して固定するより、将来的に歯が長持ちします。固い金属を歯にかけて固定する方法はいかにも入れ歯が動かないように感じられますが、直接入れ歯の揺れを歯に伝えてしまいますので、結局歯が抜けていきます。
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